(仮訳)西アジア、ザグロス山脈においてオーク林に顕著な損害を引き起こすInonotus krawtzewii、およびその全世界の形態的に類似する種の検索表
Ghobad-Nejhad, M. 2016. Inonotus krawtzewii causes noteworthy damage to oak stands in Zagros, western Asia, with a key to morphologically similar species worldwide. Nordic Journal of Botany. Available at: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/njb.01122 [Accessed July 23, 2019] 【R3-06428】2019/7/23投稿

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3行まとめ

イラン、ザグロス山脈においてオーク林の衰退に関連している病原菌、Inonotus krawtzewiiを報告した。
本種は西アジア新産種であり、Quercus brantiiからの報告も初となった。
本種と同じく樹皮下に発達するカワウソタケ属の背着生の種の検索表を掲載した。

(西アジア、イラン新産種)

Inonotus krawtzewii (Pilát) Pilát
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Inonotus andersonii
同じコナラ属植物を宿主とする
樹皮下に生じる
形態的に類似している(この種のシノニムとされたことがある)
本種と異なりアジアおよびヨーロッパではなく北米に限って分布する
本種と異なり菌糸状剛毛を有する
Inonotus obliquus(カバノアナタケ)
樹皮下に生じる
本種と異なり主に亜寒帯域に分布する
本種と異なりイランにおける分布が知られていない
本種と異なりコナラ属ではなく主にカバノキ属植物を宿主とする
本種より孔口のサイズが小さい
Inonotus ulmicola
ヨーロッパに分布する
樹皮下に生じる
本種と異なりイランにおける分布が知られていない
本種と異なりコナラ属ではなくニレ属植物などを宿主とする
本種より孔口のサイズが小さい